親、あるいは養育者は、
赤ちゃんであったときの自分がまず無意識にコピーする存在です。
飲食店などで30代、40代以上の方とその親御さんを見かけることがあったら、ぜひ失礼にならない程度にwチラ見してみてください。
お母さん、お父さん、どちらにかわかりませんが、姿勢も食べ方もそっくりだったりします。ついでに歩き方も。脳の使い方が同じってことですね。すると、思考回路なんかも似てくるんでしょう。
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去年父が亡くなり、今までほとんどなかった家族との交流がはじまりました。20年前には既に家族と没交渉状態だったので、はじめは相当に緊張しながら、今はおもしろがりながら、母や弟たちのキャラクターを知っていっています。
とりわけ、母観察は興味深いのです。
自分とそっくりな言動をするときが、特に。いや、そっくりなのは模倣した私のほうなのですが(笑)
「これいつも私がやりがちなことだ!」この1年で何度気づいたでしょうか。
イヤだなと思うことも正直多々ありました。欠点ほど目につきますから(笑)
1つ例を挙げると、母には、先回りしてあれこれ配慮しすぎる癖があります。年代的に、父もその父も亭主関白だったということもあります。
・面倒だから言われる前にやっておこう
・自分のことより子ども優先(その子どもたちはもう30、40歳だというのに!)
・1聞かれたら100説明する(笑) 失敗から学ぶのは大切なことだと思いますが、これだと失敗のしようがない。私ができないことや失敗を極度に恐れていた理由もなんとなくわかりました。
・頼んでいないこともあれやこれやと提示してくる
などなどの先回り癖。
あああ私も同じことをやっていた…あれこれいらんことを言いすぎる癖があった…
それが、相手にとっては情報過多になってイラつかせたりプレッシャーになったり悲しませたりすることもあったと思う。
だから今「言わない」練習をしています。
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精神的自立において一番大切なのは、基本的に自分で考え・選択・行動できることだと思うのですが、あまりに先回りしすぎるとそれができなくなります。正解はなんだろう?失敗しない道は?などと探してしまう。けれど、失敗しない道はないし、正解もないのですよね。
まだキネシオロジー(セラピー)を知る前に知った、小谷美紗子さんの歌に『エリート通り』という曲があります。
その歌詞の「小さい頃にできなかった失敗の集まり」というフレーズがパッと耳に飛び込んできて「これだ!」と思ったことを今でも生々しく思い出します。
>> 動画:小谷美紗子『エリート通り』
先日母と話したとき、なんの流れか「あなたは(第一子だったし)本当に大切に育てたのよ」と言っていまして。
本当にそうだったんだろうなあ、と。
また、これを聞くのは2度目だったのですが1度目はキネシオロジーに出会って自分を振り返っているときだったのでとても苦々しく聞こえたのが、今回は同じ言葉を同じテンションで伝えられたのに、そうしてもらったことの有り難さや愛情も同時に受け取ることができて、
なんだかいろんな意味で感慨深いなと思ったのでした。
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結局、両面なのです。悪いことだけではない、良い側面もある。それが事実(起きたできごと)なのです。
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