2019/06/06

記号の奥にあるものに思いをやる


表記されているものからどう背景を読み取るか、というお話。

こないだ、外国にピアノ留学している方のレッスン動画を見た。

いちばん印象的だったのは、先生の「p(ピアノ)とf(フォルテ)というのはただの強弱ではないんだよ」という言葉。

譜面上は確かに強弱を表す記号として書かれているけど、先生はそれだけではないと、丁寧に音の違いを弾いて見せていた。



楽譜の「p(ピアノ)」という記号をみて強弱だけで弱く弾いたらとても機械的な音になる。

私の場合はこんな↓変換をしないと音にならない。
「p」という設定を理解する。どんな音を出したいのかイメージする。いざ弾くときには何も考えずに身体に頼る。その音が出せるまで試行錯誤する。

みんなどうなんだろう。きっとみんな違うよね。そういう脳内プロセスのシェアをしてもらうの大好きなんだけど誰か聞かせてくれないかな、別ジャンルでもいいから。



タイトルに戻る。【 記号の奥にあるものに思いをやる 】書かれているのは記号だけどただの記号じゃない。

陰陽も同じ。筋反射も同じ。セッションも同じ。

書いてあることにとらわれて大切なものを置き去りにしたセッションや筋反射を受けたことがある。私もしてしまったことがある。

陰陽も五行も。
陰と陽、木火土金水という表記されたものはあくまで共通認識のための記号でしかなく、その記号の背景にとてつもなく大きく広い世界が広がっている。
たぶん、陰陽五行を理解できるかどうかは、まずその背景にまで感覚が届くかどうか。単語の意味だけで解釈しようとすると理解できなくなる。陰は形のあるもの、陽は形のないもの。だとしたら陰陽=女男、は?両方形あるじゃん、みたいな。そういうことじゃないんだな。

そしてその感覚は自分が磨いていくしかないのだ。

うずうず

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